新潟から空家を考える 同居の為のリフォーム
今回は、同居するためのリフォームについてお伝えします。
夫婦どちらの両親と同居するかでプランに大きな違いが出てきます。
●半独立タイプ(夫の両親と同居の場合)
親世代の足腰への負担を考え、親世帯は1階にLDK・浴室・洗面室・トイレを設置。玄関も別とした1階と2階を完全に分離した間取りへと改修。
●半融合タイプ(妻の両親と同居の場合)
玄関と浴室、洗面を共用。1階の親世帯は、寝室とトイレとミニキッチンを設置。階段を上がり2階はリビングと夫婦寝室、子供部屋。2階にもトイレを増設した間取りへと改修。
●融合タイプ(家事や子育ての協力を確保する場合)
寝室や子供部屋以外はほぼ共用として、将来を見据えて車いすがスムーズに通れる通路幅や、生活動線を検討。すべてをバリアフリーで快適な暮らしができる間取りへ改修。
この、タイプを決めるためには、本音で話し合いができるように時間をかけることが大事です。とことん話し合い、お互いの世代の本音を理解した上でプランを進める必要があります。特に水回りは、家事をする奥様にとっては、本音で話し合いをしなければならない重要な部分になります。
リフォーム時期の見立てについては
リフォームに関する動向調査によると、リフォームのきっかけの1位は、「古くなった・壊れたから」という、必要に迫られた理由で、以降は間取り、インテリアデザイン、収納への不満と続きます。リフォームというよりは修理営繕と呼ばれる、機能の低下を補うための修理が上位を占めています。
修理営繕も大切ですが、できればその費用を耐震性・断熱性・耐久性・メンテナンス性を高め、安心して快適に、永く住むための性能向上に使いたいものです。
そのために、老朽化して修繕費がかさむ前に、性能向上を兼ねたリフォームを行うことが大切だと思います。
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