若手の育成 平成の大工棟梁検定
昨日(17日㊏)に、職業能力開発大学校付属新潟職業能力短期大学校にて「平成の大工棟梁検定」「未来の大工棟梁検定」を行い、一般社団法人古民家再生協会新潟支部として、審査してまいりました。
8:45受付から始まり、午前中は座学・学科試験、午後は実技検定で、15:30終了というスケジュールで、伝統技術をより磨きたい、心技一体でマナーや仕事に対する心構えを勉強したい、技術に対する資格取得でお客様の信頼を得たいという、若手大工3名と、学生1名が検定に臨み、真剣に取り組んでいました。
座学は伝統構法の特徴や歴史など木材の継ぎ手や仕口等の講義と試験、実技は出題される課題の加工を2時間以内で電動工具を使わずに行うというものです。
日本の木造住宅は高温多湿で地震の多い風土に耐えるため、世界的にもトップクラスの技術で建てられています。
現代では家づくりの機械化が進んでいますが、家の材料となる木材は自然から生まれたものです。そのため、大工技術者には過去の技術に学び、現在のライフスタイルに合わせた住まいを提供する力が求められています。
そこで、「平成の大工棟梁検定」を通じて地域の職業能力開発大学校などと連携し、インターンシップ制度を活用するなどして、技術の伝承に力を入れています。
12月中旬に合否が発表されます。
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