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新潟で新築か戸建リノベか リフォームか?あなたが満足する住み方 Vol.4

大規模改修工事や古民家再生工事のように、今ある家をしっかりと直していくというやり方が、今非常に多く見受けられるようになりました。

この一番の特徴は、やはり思い入れを残すというところにあります。

今ある家を残す、おじいちゃんがつくった家をおばあちゃんが建材であれば、どうしても壊したくないという気持ちも出てきます。

また、建てた世代の人が、頑張ってお金をかけてつくった和室など、なかなか壊せなかったりします。

よくお年寄りと話をしますけれども、家を建てて仏壇を置いていたりすると、仏壇の位置をずらしたくないなんていう話もよく聞きます。

こういうのも思い入れのひとつなのかなと思います。

それらを残しながら、今の新築と同じ性能にしていく、これが大規模改修、古民家再生ということになります。

大きな特徴として、思い入れを残すことができるということと、いじらなくてもいい部分があるのですから、その分費用の面で調整ができたりします。

60坪ある家を全部直すのではなくて、自分達が住んでいるスペースの30坪だけを徹底的に直すということが出来るのが大規模改修の特徴です。

そうすることで、コストの削減が可能になります。

また、自分が住んでいた家ですから、やはりイメージがしやすいというのが一番の特徴になります。

風の通る道ですとか、光が入る場所ですとか、住んでいる人が一番よく分かっているということです。

それを分かった上で、例えば、間取りを変えるときにLDKをどこにもってこようかとか、お風呂場はどこにしようかなんていうことが、打合せの中でイメージすることができます。

新築は、今の家が嫌だから全部建て直すという発想になりますけれども、この大規模改修、古民家再生に関しては、今の家の悪いところを無くしていくという発想になります。

この大規模改修工事の長所としてはこういうことになりますが、短所に関しては、坪単価で金額がはかれないということになります。

新築ですと、よく坪いくらという話になりますけれども、大規模改修工事は、どこまでやるかによって金額が変わります。

例えば、屋根の瓦をいじるだけで相当金額も変わります。

建物の年数によっては、足元の基礎、また床下に全部コンクリートを敷かなくてはという話になってくると、これもやはり金額に反映されます。

ですので、今の家がとういう建物なのか、それによって金額のバランスがかなり変わってきますので、どうしても今の家の調査というものが必要になってきます。

また、規格型住宅と違って工期が掛かります。時間がかかりますので、その分つくっている最中の打合せが非常に重要です。

つくりながらものを決めていくということが出てきますので、工事中の打合せが大事になるのではと思います。

また、大規模改修工事に関しましては、構造上の制限がいくつかあります。これは、後で説明します。

まとめますと、今の家をどうやって直すか、今の家がどういう家なのかということを調査する、業界用語で‟インスペクション”っていうんですけど、それらをまとめていく力が大事になってきます。

また、その知識がある工務店さんじゃないと、この大規模改修工事は出来ないということになります。

ただ、それができる工務店さんに話をして、出来上がるイメージをちゃんと掴んでいけば、これほど費用を掛けずに、尚且つ新築と同じだけの性能をもつ家ができる訳ですから、それはそれでひとつのメリットになります。

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