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ちまたで話題の住宅用語 Vol.1

近頃新築市場は、いろんな新しいものが出てきています。

「ZEH住宅」(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)というのを耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。これは、ゼロエネルギー住宅ということです。まず家の性能をしっかりと上げて、昔の家と違って、断熱性能を上げてエネルギーの消費量を抑えましょう、光熱費が半分になるようにしましょうというのが第一条件になります。それでも足りない部分を太陽光発電で補うということになります。「ZEH住宅」は基本的に太陽光パネルが必要になります。太陽光発電で住宅のエネルギーの相殺をするということになります。

業界では、今この「ZEH住宅」に関して賛否両論が出ています。

九州や関西などの地域ですと、この「ZEH住宅」をやっている会社さんは多いです。ただ、北海道や東北、北陸という、冬寒くてなおかつ日射量が少ないところでは、なかなか太陽光パネルが機能しない。そのためにこの「ZEH住宅」までやる意味があるのかということで、工務店さんもお客様になかなか勧められないというのが実情のようです。私もお客様からこのこのゼロエネルギー住宅といういう話を受けることがあるんですけれど、なかなか太陽光発電というものが北陸ではうまく機能しません。

前に、太陽光パネルを設置した方が、200万円掛けて太陽光パネルを上げて、確かに電気代は安くなっているんだけど、お金を掛けた分の元が取れないという悩み事も聞きました。冬になると発電しないということです。雪が積もりますからしょうがないですよね。

このように、この「ZEH住宅」は、地域性が大きく関係してくるのではと思います。また、太陽光発電も、売電価格がどんどん下がってきて、導入するメリットが見えにくくなってきています。一時期太陽光パネルが流行りましたけれども、今はそんなに流行ってはいないという感じがします。どちらかというと、後でも付けられるものですので、もうちょっと国の援助とか、パネルやバッテリーなどの商品の性能がよくなったり、価格が安くなったりしないと、なかなかやる意味が見えないのではと思います。どちらかというと、流行りものという感じがしています。

次回は「Iot住宅」についてです。

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